【デモ告知】高江・辺野古に軍隊を押しつけたくない!京都・緊急デモ

高江と辺野古で強硬に基地建設を進めようとする政府に対して、各所で抗議の声があがる中、12月の京都ではこんなデモがあります。
屋外は寒ーい時間帯ですが、これでもかってくらいあったかい格好して、防衛事務所の前にあつまってやりましょう〜!


■■転送・転載歓迎!■■

高江・辺野古に軍隊を押しつけたくない!京都・緊急デモ

11月28日、沖縄防衛局・田中局長は、米軍普天間飛行場の「移設」に関して「犯す
ときに『これから犯りますよ』と言いますか」という主旨の暴言を吐き、その後更迭
されました。私たちは、この発言を田中元局長や一川防衛大臣の個人的な資質問題と
して矮小化してはならないと思います。なぜなら、この発言は、日本政府/社会によ
る沖縄の差別・抑圧、それゆえに沖縄に押しつけられている軍隊の意味をはっきりと
示しているからです。

田中発言は、辺野古への基地建設を「レイプ」にたとえました。この「たとえ」は、
日本政府が、沖縄の人びとを力でねじふせてきたこと、その結果、沖縄に基地・軍隊
が集中してきたことを端的に示しています。また、米軍や自衛隊=軍隊が、沖縄の人
びとを抑圧する装置そのものであるということも。

それは今この瞬間もつづけられている日常です。たとえば、沖縄島北部の高江では、
住民の反対の声を無視して、日本政府は米軍ヘリパッド建設工事を力づくで強行して
います。しかも、日本政府は、工事阻止のため「座り込み」を行ってきた住民を裁判
で訴えるということまでしました。また、沖縄の人々が普天間基地の県外移設を明確
に求めているにも関わらず、日米両政府はその声を無視し、沖縄県内・辺野古での新
基地建設に向けた行政手続きを進めています。年内には、建設手続に必要な、環境影
響評価書を提出する方針です。このように、田中発言は、日本政府(そしてその背後
にいる米国政府)による、沖縄の抑圧と差別の歴史と現在を語っているのではないで
しょうか。

さらに言えば、軍隊=必要悪=抑止力という、教えこまれた「常識」によって私たち
一人一人が既にどれだけ政府/国家によって犯されているのかも示しているのではな
いでしょうか。たとえば、「レイプ」のたとえが、報道等ですぐさま「女性へのレイ
プ」として解釈されました。沖縄の米軍基地問題をめぐって、女性が「レイプ」の対
象であることを、あたりまえの前提とすることには、注意深くあるべきです。女性を
「レイプ」の対象としてとらえ、現実においても「レイプ」を繰り返す。これは軍隊
の論理・暴力そのものです。私たちは、この軍隊の論理・暴力がつくった常識そのも
のを批判する中で、沖縄の現実に向き合い直すべきです。(もちろん、レイプ被害者
の多くが女性であることを否定するものではありません)

だから、今必要なことは、沖縄への抑圧や暴力の構造を見すえ、その構造の根幹であ
る軍隊の存在を批判し、一人一人の身体と思考から引き剥がすことだと思います。私
たちは、役人の首のすげかえや上っつらの「陳謝」の言葉で幕引きを図ろうとする日
本政府に抗議したい。高江・辺野古への米軍の押しつけ、与那国島などへの自衛隊
軍隊の進駐を止めたい。自分の中の軍隊を壊したい。
 
12月20日、「高江・辺野古に軍隊を押しつけたくない!京都・緊急デモ」にぜひ
集まって下さい!

▼日時: 2011年12月20日(火)
17:00集合(京都防衛事務所前)
京都市中京区御池通西洞院西入ル石橋町438−1(京都地方合同庁舎)
http://www.soumu.go.jp/kanku/kinki/kyoto/pdf/kyoto_18_4_s5.pdf

18:00デモ出発

▼内容(予定)
①デモ出発前、京都防衛事務所での抗議行動、アピール。ぜひ、防衛事務所へ、あなたのアピールを★

②デモコース: 京都防衛事務所→烏丸御池→烏丸四条→河原町四条→河原町三条→三条大橋

③デモ終了後、“沖縄防衛局長発言・高江・辺野古”を考えるティーチイン@三条大橋

▼呼びかけ: 高江・辺野古に軍隊を押しつけたくない!京都・緊急デモ実行委員会
http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/

▼共同行動の呼びかけ!
私たちは世界・全国のみなさんに緊急に呼びかけます。高江も辺野古も緊急事態がずっと
続いていると思います。日米両政府への抗議行動を、ゆるやかな共同行動として、連携し
つつ広げていきませんか。デモ、座り込み、電話・FAX・手紙での抗議キャンペーン、
ティーチイン…。ぜひ、同時多発的に、抗議のアクションを広げていきましょう。ご連絡
いただければ幸いです。

▼連絡先: noarmydemo@gmail.com